「どうしたら英語で話せるようになる?」

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「英語が話せるようになるにはどうしたら良いんですか?」

とのご質問を受けることが多くなりました。

ただ、英会話講師をしている私自身も、

「…どうしてだったかな。」

とふと考えることが多くあります。

ただ、自分が歩いてきた「英語道」を振り返ると、

あ、あれが一つの私の”山越え”だったな、と記憶する場面がいくつか見えるようになりました。

もちろん、その「とても個人的な山越え話」を共有することが

どなたかの参考になるのかどうか…という不安はあるのですが、

書いてみることにしました。

【始まりは基礎英語】

英語道は、

小学1年生頃のNHKラジオ基礎英語からスタートしました。

夕方6時20分になると、母がラジオのスイッチを入れます。

半ば強制的に、テキスト片手にテーブルに座ること

20分間。

ラジオから流れてくる音声に合わせて、リピートをするけど

それは良いのか悪いのか、誰かが指摘してくれる訳でもなく

退屈だったことを覚えています。

夏の家族キャンプにも、母はラジオを持参し

6時20分にいつもと同じようにスイッチを入れようとしましたが

「今日くらいは…。」

と父が促してくれ、

ホッと胸をなでおろしたことをよく覚えています。

母にしてみたら、

「中学生になったら英語が始まるんだから、早いに越したことはない。」

というごく一般的な発想だったと思いますが

”強制されている時間”

というのが、動き回りたい小学生にとっては

なんだか面倒くさい、嫌だ、

そういう印象を持たせていたと思います。

ただ、ラジオから流れてくる女性外国人講師の声が

音楽みたいで美しかったこと

犬は日本でワンワン、だけど

他の国ではバウワウ、だそうだ

そんな「違うもの」への興味関心は、自然と刺激になっていたように思います。

【中学校の英語学習】

小学校高学年からは、地元の英会話スクール(公民館の一室で。)に通うことになり

いざ迎えた中学校でしたが、初日から味気ない印象を持ちます。

と言いますのも、英会話スクールの先生は日本人でしたが、

美しい発音のラジオ基礎英語講師ととても良く似たイントネーションで、

それに慣れていたのですが

中学校で出会った英語担当の先生達は

「美しい発音」「流れるような音楽」とは

かなり違った発音でした。

「リピートアフターミー」

を繰り返されますが、どうしてどうして

その通りに真似する気になれずにおりました。

また、文法の勉強も始まりましたが、

「〇〇用法」「〇〇節」「分詞」

これらを理解していくことが私にはとても難解で

とくに、あの手のひらサイズの

単語帳は大嫌いだったことを覚えています。

人生を分けた出願票

そんな煮え切らない私も3年生を迎え

進路を決めることになりました。

主要5科目に飛びぬけて出来るものもなし

かといって、芸術や体育で特待生になれる成績も残しておらず。

そんな私が

「受かったら奇跡だね。」

くらいの気軽な気持ちで受験を決めたのが

「英語科」コースのある私立高校でした。

まったく、人生と言うのは想像できないところから

芽が出て成長するようになっている、のかも…

などと、今になって振り返っても不思議に思います。

まさに、私の「英語道」は、というよりも

漠然とした自分の「将来像」は

この、お気楽に受験することを決めた出願票から始まったのです。

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