書店で考える『英語が話せる人』

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高校時代の話はさておき、

春爛漫の書店に立ち寄って考えた『英語学習』についてお話したいと思います。

『ダイエット』と『英語本』

4月だからか、テキストの数と共に売り出しのポップも華やかな気がする語学学習コーナー。

ターゲットは何も学生さんだけではなさそうです。

いや、むしろ「今年こそ英語をものにしましょう!」と意気込む狙いの相手、それは

”かつての学生さん”ではないでしょうか。

「中学生英語が〇〇分で分かる」

「今こそ分かるベーシック」

「基本の〇〇パターンで即わかる500フレーズ」

…。こういう「〇〇しさえすれば…」というのは、ダイエット本や自己啓発本と似ているなぁと感じます。

「話せる人」への道は、「コツコツ型」でも「低リスク型」でもない

つまり、大きく分けると「コツコツ型」か「短期集中で大変身できますよ型」→低リスクでハイリターン、そんな印象を受けます。

例えば「コツコツ型」。

「絶対わかる」と歌っていますが、ページを開けたとたん、構文と文字だらけでめまいがします。

そして「短期集中、これさえ暗記すれば型」。

確かに、出てくる例文は短文ですし、覚えることは簡単そうです。

…でも、この通りにペーパーで問われるテストが出るなら満点は取れるでしょうが、実際に英語を介したやりとりをする時に果たしてどこまで役に立つのでしょうか。

うーん。待てよ…。これはあのページに出てきた…

なんてやってるうちに会話は通り過ぎてしまいます。

言われたとおりにやってみたのに。

どうして英語が口からスラスラ出てこないんだろう。

やっぱり、自分には無理なのではないか。

こうして

4月号ばかりが毎年たまる方もいるとかいないとか…。

「話せる人」への道は”感情”が鍵

学生時代の話をすっ飛ばして「話せる人になる」、その(私なりの)結論をお話しますと、

それは

「楽しい」

「夢中すぎて時間を忘れていた」

そんな”感情的な経験”を英語を使ってどれだけしたかどうか(つまり回数とかけた時間)、だと思います。

ですから、海外に必ずしも行かなければならないことはないですし、

高額な英会話スクールに通い、ソリが合わない講師と分かっていつつも、納金した元金を考えてしぶしぶ通う、

もしくは、机にかじりついてひたすら暗記、そしてマークシートを塗りつぶす、ということは

しなくても良いことだと思います。

(もちろん、資格取得のための学習で必要ならかじりついてても良いのでしょうけれど。)

赤ちゃんを見ていると、分かりやすいと思いますが、

「本日の単語は”マンマ”についてです。では始めます。」

なんて、やらないわけです。

少し成長した2,3歳の子どもも

大人の口ぶりを真似して、そぐわない場面で使って大笑いされる、

そんな日常を過ごしているうちに、”気づいたら”使いまわしているようになる。

こんなことは言うまでもないことですが、

これとほぼ同じことを辿れば

場所はどこであろうと

何歳からであろうと、英語は「必ず話せるようになる」のです。

(梢さんは6歳ころからでしょう?私は〇〇歳からだったもの、ダメでしょう。やっぱり赤ちゃんのようにはならないわよねぇ、というご意見も、大変ごもっともですが、そこにもNO!を言いたいと思います。)

口真似と感情的な経験。

うーん?…ということは…。

…そうであります(笑)

勘の良い方なら「ハハ~ン」とお気づきかと思われますが、

英語科であらゆるトレーニングをみっちり積んだ高校3年間をすごしたにも関わらず、

私が実際に、本当の意味で「相手の言ってることが分かる」→「自分の言いたいことも言える」それらを実感したのは20代後半に入ったころからです。

予めお断りするのですが、これは、私の「おしりに火がつかないと…」という性格と実に密接にリンクしているからの話であります(笑)

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